
料理長ってどうやったらなれるんだろう…。やっぱり10年くらい修行とか必要なのかな?実際に料理長になったことのある人に、なり方とか、メリット・デメリットあたりを教えてもらいたいな。
そんな疑問にお答えします。
これを書いている僕は、25歳のときに料理長になったことがあります。
その後、33歳まで料理長をやっていたので、料理長歴は8年ですね。
そんな僕が解説します。
料理長のなり方

料理長になる方法は、ぶっちゃけ、めちゃくちゃ簡単です。
方法は次のとおり。
料理長を募集している企業に応募して、入社する。
これだけです。僕はこの方法で2度料理長になりました。
詳しく解説していきます。
料理長は誰でもなれる【理由を解説する】

料理長は、料理への豊富な知識や技術がなければ、なれないイメージがあるかと思いますが、、
実際は誰でもなれちゃいます。
理由は下記のとおり。
その①:修行の必要がない
その②:料理長になれるかどうかは空き次第
その③:けっきょくは、やる気の問題
順番に見ていきましょう。
その①:修行の必要がない
料理長になるための知識や技術は、料理長になってから身につくのものだったりします。
というのも、料理長になるとレシピ作ったり、部下に仕事を教えたり、衛生管理をしたりと、いろんな責任が発生するんですよね。
そして、責任に向き合うようになると、自ずと勉強するようになります。
・レシピを作らなきゃいけなくなる→勉強する
・部下に仕事を教えなきゃいけなくなる→勉強する
・衛生管理をしなきゃいけなくなる→勉強する
こんな感じで、勉強しなきゃいけない状況に追い込まれるので、自動的に成長していきます。
つまり、環境が料理長へと成長させてくれるって感じです。
ちなみに僕の勉強方法は、有名シェフの書籍+YouTubeでの独学でした。これで料理長になれます。
その②:料理長になれるかどうかは空き次第
料理長になれるかどうかは、会社の経営状況や運次第。
というのも、料理長は各店舗に1人しか在籍できないので「空き」がないと絶対になれません。
つまり、「空き」さえできれば誰にでもチャンスがあるということ。
あとは、自ら「やりたい!」とアピールして、候補に上がるだけです。
その③:けっきょくは、やる気の問題
僕はいろんなお店で料理長になってきましたが、けっきょくは「やる気のある人間が採用されている」といった感じでした。
そういった人は日ごろから「料理長になる」と周囲に言ってるだろうし、社内でもやる気のある人間だと思われてます。
そういった感じで、いつもアピールをしているから、空きができたときにチャンスが巡ってくるといった感じです。
「そんな上手くいくわけ…」と思われるかもですが、これ、けっこうガチで言ってますよ。
料理長は責任を背負うけど、ぶっちゃけ楽ポジです

料理長は責任を背負うけど、ぶっちゃけ楽なポジションだったりします。
理由は次のとおり。
・売上をキープできれば会社に怒られる心配なし
・仕事は部下に任せるだけ
・希望の休みも取れるし、給料も上がる
詳しく解説していきます。
売上をキープできれば会社に怒られる心配なし
売上をキープ、もしくは前年を超えることができるなら、会社に怒られる心配なしです。
仮に怒られたとしても、あなたを料理長として選んだ会社にも責任があるので、気にする必要なしです。
売上をキープする方法としては、美味しい物を作ること。王道ですが、わりと本質を突いています。
仕事は部下に任せるだけ
料理長の仕事は、現場監督と仕組み作りなので、仕込みなどの大変な仕事は部下に任せてOK。
なので、重労働から解放される(^O^)/
とはいえ、世の中にはバリバリ働く料理長も多いですが、それは仕組みの構築ができていないか、働きたい人(現場主義)なだけですね。
働く姿は美徳かもですが、やりすぎるとレシピ開発の時間がなくなるので、正直ナンセンスかと…。
ただし、重労働から解放されたとしても、現場監督をしないで“のんびり”しすぎるのは、ただの仕事放棄なので注意です。
のんびりしすぎると部下に嫌われてしまうのも確かなので、現場を監督するなど、あるていどは仕事してるアピールをしなきゃダメですよ。
希望の休みも取れるし、給料も上がる
料理長になるとシフトを作ることになるので、自分の好きな日に休みが取れるようになります。
彼女やパートナーとの休みを合わせることができるし、これだけで幸せ指数が高まりますよ(∩´∀`)∩
もちろん給料も上がるので、生活も豊かになる。
ちなみに料理長と社員の給料の比較がこちらです。

引用元:求人ボックス給料ナビ
料理長の平均年収:438万円
社員の平均年収:257.4万円
このとおり、料理長になるだけで、約180万くらい年収が上がります。
控えめに言ってヤバすぎですね/(^o^)\
もちろんですが、デメリットもあります

料理長の職は魅力もたっぷりですが、もちろんデメリットもあります。
デメリットは次のとおり。
①ポジションてきに部下に嫌われやすい
②メニュー開発がめんどい
③定期的に会議に行かなきゃいけない
詳しく見ていきましょう。
①ポジションてきに部下に嫌われやすい
料理長は、ポジションてきに部下に嫌われやすいです。
理由は、部下からすると料理長が楽してそうに見えていて、自分たちだけが働いているように感じるから。
でも、これってしょうがないんですよね。なぜなら、部下は料理長になったことがないので、料理長の仕事を理解できませんので。
だから、先ほども説明したとおり、バリバリ働く料理長が出現しちゃうんですよね。みんなのために身を削って働けば嫌われずにすむので…。
でも、これって実は部下側の認識の問題でして、、料理長の仕事と部下の仕事って全くの別ものなので、そもそも一緒にしちゃいけないんですよね。
なので、部下の気持ちを理解しつつ、仕事してるアピールで対処しましょう(ちょっと手伝うとかでOK)。
②メニュー開発がめんどい
料理長の仕事として、メニュー開発があります。
季節の変わり目でメニュー開発をしなければいけないし、毎年異なるメニューを開発しなきゃいけないので、けっこうめんどい。
とはいえ、レシピを探すならネットで十分だし、使う食材・調理法・味付け・見た目を変更して自分なりにアレンジしていけば問題なく開発できるはずです。
③定期的に会議に行かなきゃいけない
料理長は、定期的に会社の会議に参加しなければいけません。
たまに業績を指摘される場合もありますが、売上を落とさなければ問題なしです。
会議の内容は主に、状況報告・メディア露出・季節イベントの相談など。
会議は眠かったですが、気分転換になるので、僕はそんなに嫌じゃなかったですね。
料理長になりたいですか?→イエス【なら行動しよう】

あなたは料理長になりたいですか?イエスなら今すぐ行動するべき。
理由は、料理長になれる枠は各店1人と決まっているので、早い者勝ちだから。
あと、待ってれば料理長になれるなんて、そんな甘い世界ではないので、行動しなきゃ無理ですよ。
とはいえ、今の会社で料理長を目指したい
こういった意見もありそうですね。
今の会社で料理長を目指すのもありですが、先述したとおり、店舗に料理長の枠が空いていないと絶対になることはできません。
つまり、この先に出店計画がなかったり、今の料理長が退職してくれない限り、一生料理長になれないということ。
なので、今すぐ料理長になりたいなら、
料理長を募集している企業に応募して、入社する。
これが、いちばん現実的な方法です。
「それって、つまり転職じゃね?」と言った意見があると思いますが、そのとおりですよ。
飲食業はキャリアアップが難しい業態なので仕方なしです。
入社のハードルは、エージェントを活用すれば下げれる話
社内に枠がなくて料理長になれないなら、空いている枠を探すしかないですよね。なら、枠のある企業に転職した方が早くないですかね?
未経験から、いきなり料理長で入社するのはハードルが高いかもですが、転職のサポートをしてくれるエージェントを間に挟むことで、入社時のハードルを下げることができます。
おすすめのエージェントは下記の2つ。
・【フーズラボ 】飲食業界特化の転職支援サービス:エージェントが自分に合った職場先を提案してくれる。今の職場よりも年収が上がる提案も。
・【itk(アイティーケー)】外食産業・飲食店特化型転職支援サービス:エージェントが履歴書や面接のサポートをしてくれる。3万件もの求人があるのが特徴。
内容は大差ないので、両方登録して、流れてきたおすすめの案件から探せば良いかと。
ちなみに、「料理長候補」という未経験OKの求人もねらい目です。こちらは入社後にトレーニングがあることがほとんどなので、安心して料理長を目指せますよ。
僕はこの、「料理長候補」の求人に応募して料理長になりました。
僕も料理長になれた
かく言う僕も、上記の方法で料理長になりました。
ちなみに、料理長になる前の僕は雑魚でした。やることといえば毎日野菜ちぎり。しかも、毎日先輩や料理長にいじめられ、職場に居場所がなかった。
そんな僕でも料理長になれましたよ。
たぶん、僕みたいな陰気な料理人は、上の立場になって、初めて実力を発揮するタイプだと思います。
今まで雑魚だったのは、嫌な先輩や上司の前でびくびくしていたから実力を発揮できなかっただけ。
料理長の仕事は「管理」なので、管理が得意な人なら問題なくできるはずです。
料理長は適職でした
僕にとって料理長の職は適職でした。
けっきょくのところ、ポジションなんだな~と思います。
料理長:誰にも文句を言われないポジション
下っ端:何をやってもバカにされるポジション
上記のとおり。
料理長ポジションを獲得するだけで、わりと人生が変わります。
最後に:人生はわりとすぐに変化できる

結論ですが、料理長にはわりと簡単になれます。
本記事でお伝えした方法は下記のとおり。
✅料理長のなり方
料理長を募集している企業に応募して、入社する。
修行不要の方法なので、時間もかからずおすすめです。
世の中では、料理長になるためには10年修行が必要と言われていますが、ぶっちゃけ来月にでもなれちゃいますよ(笑)
そして本記事では、エージェントを使用することで入社のハードルを下げる方法も紹介しました。
✅本記事で紹介したエージェント
・【フーズラボ 】飲食業界特化の転職支援サービス:エージェントが自分に合った職場先を提案してくれる。今の職場よりも年収が上がる提案も。
・【itk(アイティーケー)】外食産業・飲食店特化型転職支援サービス:エージェントが履歴書や面接のサポートをしてくれる。3万件もの求人があるのが特徴。
2つとも登録だけして、自分好みの環境に応募するのがおすすめ。
「料理長候補」の求人なら、未経験でも料理長を目指せます。
行動した人だけが人生を変えられる
この記事を読んで、そこで終わり。
それもありかもですが、たぶん、それじゃあ明日も同じ人生を送っていますよ。
人生は行動した人だけが変えていけるものです。
べつに働きながら模索していけば良いだけなので、ハードルはそんなに高くないはずです。乗り越えた先に輝かしい未来もあるのが事実なので、行動したもん勝ちですよ。
以上、説明はお終いです。
楽しい飲食ライフを満喫してください(`・ω・´)ゞ
・料理長のなり方が分かる
・誰でも料理長になれる理由が分かる
・料理長になるメリット、デメリットが分かる