飲食の道に進んでからもう何年も経つ。毎日、朝から晩まで身を粉にして働いているけど、未だに下っ端のまま。飲食業界でのキャリアアップなんてできるのででしょうか？同僚で昇進した人もいないし、正直なところ未来が見えません…
そんな疑問にお答えします。
これを書いている僕は、飲食業界に14年ほど携わっていました。
僕もかつて、あなたと同じように飲食の現場で、同じような焦りを感じていた一人です。
仕事の「やりがい」はある。でも、そのやりがいと、将来への不安を天秤にかけた時、「このままでいいのだろうか？」と、心が揺れてしまう瞬間がありませんか？
この記事では、なぜ飲食業界でのキャリアアップが「絶望的」とまで言われてしまうことがあるのか、その理由を、経験も踏まえてお話しします。
タイトルには「唯一の脱出策」と書きました。もちろん、人生の選択肢は決して一つではありません。ただ、もしあなたが今の苦しい状況から本気で抜け出し、人生を変えたいと強く願うなら、僕が「これだ」と考える、非常に現実的で有力な一つの道を具体的にお伝えしたいと思います。
少し強いタイトルかもしれませんが、それだけ真剣に悩んでいるあなたに届けたいメッセージです。よかったら最後まで読んでみてください。
なぜ飲食業のキャリアアップは「絶望的」なのか？ 元業界人が語る３つのリアル
「絶望的」なんて、強い言葉ですよね。しかし、わりと事実なので現実を直視するべき。
というのも、現場で頑張る人たちの声を聞いたり、僕自身の経験を振り返ったりすると、そう言いたくなるほどの厳しい構造があるからなんですよね。
飲食の世界は、努力が必ずしも報われるわけではなく、キャリアの道が途中で行き止まりになってしまうケースが多い。
理由を見ていきましょう。
料理人の終着点は「料理長」まで
料理人として腕を磨き、目指す先は「料理長」ですよね。
僕の周りにも、そこを目標に頑張っている仲間がたくさんいました。しかし、一つの店に料理長は基本的に一人。つまり、先任がいる場合、どう頑張ってもそのポジションには就けないということ。
そしかも、その椅子に座れたとしても、その先、本部スタッフや商品開発など、さらにステップアップできる道は、驚くほど少ないです…
一応、僕も料理長になったことがあるので、料理長をやってみたい方はこちら、元料理長の僕が、料理長のなり方を教えます【カンタンすぎて泣けてくる】の記事を読んでみて下さい。なり方を紹介しました。
接客スタッフの終着点は「店長」
ホールや接客の終着点は「店長」です。
店長になれば責任も増え、やりがいも給与も上がります。でも、店長もまた、キャリアの行き着く先になってしまいがちです。
エリアマネージャーなどの道もありますが、こちらも人数が限られています。何より、日々の激務に追われ、「次のキャリアを考える余裕なんてない…」はず。
僕も店長経験がありますが、当時は目の前のことで精一杯でした。
本社のトップ層は「外部からの引き抜き」という現実
これが、現場で頑張る人にとって、一番「やってられない」と感じる理由かと。
会社の経営層や本部の重要なポジションを見てみてください。現場から叩き上げで昇進した人が、どれだけいますか…？
悲しいけれど、多くの企業でコンサル出身者や他業界からの転職組、つまり「外から来た人」が主要ポストを占めているケースがほとんどです。
現場でどれだけ汗を流しても、その上には分厚い壁が存在しているんですよね。
ちなみに、僕が勤めていた会社は、マネージャーすらも外部からの引き抜きでした…。これじゃあ、どうあがいてもキャリアアップなんてできませんよね。けっきょく、料理長と店長しか経験できませんでした。
結論：飲食のキャリアは、早い段階で頭打ちになりやすい
料理人も接客も、現場でのキャリアパスは早い段階で頭打ちになりやすく、さらにその上の経営層には内部から昇進する道が極めて狭い。これが、飲食業のキャリアアップが「絶望的」とまで言われてしまう構造的な理由です。
では、このまま飲食業にいたら… あなたの未来は本当に大丈夫でしょうか？
「まあ、それでも好きな仕事だし…」
「ここまで続けてきたんだし…」
そう思う気持ち、本当によく分かります。変化は怖いですし、慣れた場所を離れるのは勇気がいりますよね。
でも、もう一度だけ、ご自身の未来を真剣に考えてみてください。
・キャリアアップが難しいということは、収入も頭打ちになる可能性が高いということです。今の収入のままで、この先何十年も働き続けられますか？
・飲食業界の平均年収が、他の業界と比べて高いとは言えない現状があります。大切な人を守れますか？ 自分の老後は？
・毎日の立ち仕事、不規則な勤務、体力的な負担…。あなたの体は、あと何年耐えられますか？ 体を壊してしまったら、元も子もありませんよ。
好きな仕事でも、生活していくためにはお金が必要ですよね。そして、何よりあなたの体が資本です。
「このままじゃダメかもしれない」もし、心のどこかでそう感じているなら、その声に耳を傾けてみるべきかもしれません。
絶望から抜け出す脱出策
「じゃあ、どうすればいいんだ！」
そう叫びたくなっているかもしれませんね。分かります。
ここからが本題です。
タイトルで「唯一の脱出策」と書いた、僕からの具体的な提案。それは、飲食業界から、一度勇気を出して「外」に出てみることです。
そして、その極めて有力な選択肢が「Webライター」という働き方。
なぜWEBライターが有力なのか？
「WEBライター？ パソコンなんて…」と思いましたか？
でも、待ってください。なぜ、僕がWEBライターを推すのか？
それには、飲食業界で苦しんできたあなたにとって、大きな希望となり得る理由があるからです。
理由は次のとおり。
理由その①：収入の天井がない
WEBライターの報酬はスキルと実績次第。頑張れば頑張るほど収入を増やせます。
「料理長止まり」「店長止まり」といった収入のキャップがない世界です。今の収入を大きく超えることも、決して夢ではありません。
実際に僕もWEBライターで食べていますが、飲食時代の倍は稼げるようになりました。倍稼げるようになれば貯金もできるし、将来の不安は激減します。
理由その②：場所と時間に縛られない働き方
WEBライターは、パソコンとネットがあれば、どこでも仕事ができます。
疲れをブーストさせる満員電車ともサヨウナラ。
自宅で、カフェで、旅行先で。控えめに言って最高な働き方です。
理由その③：体への負担が激減する
WEBライターの働き方はデスクワークなので、肉体的な負担はほぼありません。
働く時間も自分でコントロールできるので、疲れたら休めば良いだけ。上司と一緒に働くわけでもないので、基本自由です。
「体力的に限界…」と感じているなら、これ以上ないメリットですよ。
理由その④：日本人は文字が書けるから
日本人は義務教育で文字を習いますよね。なので、誰もが文章を書くことができる。
文章がを書くのが苦手な人なら、生成AIに書かせるといった方法もあります。
あと、ライティングスキルは、これからのデジタル社会で絶対に必要とされる力です。文章力、構成力、リサーチ力は、どんな仕事にも応用が効くので、覚えたスキルが無駄になることもありません。
WEBライターの学び方：不安なら事前学習すればいい話
とはいえ、「WEBライターは魅力だけど、未経験だし、スキルもない…」といった意見もありそうですね。
でも、大丈夫。特別な才能は必要ありません。
下記方法で一歩を踏み出せば、道は開けます。
ステップ1：まずは情報収集で「WEBライターってどんな感じ？」を知る
いきなり走り出す前に、まずは全体像を掴みましょう。
信頼できる情報源を探す
まずは、実績を公開している人や、具体的なノウハウを発信している人のブログを探してみましょう。「WEBライター 始め方」「WEBライター スキル」などでググると見つかりますよ。
ただし、情報が古い場合もあるので、そこだけ注意が必要です。
SNSでリアルな声に触れる
X（旧Twitter）などで「#Webライター」と検索すると、現役の方々のリアルな働きぶりや悩みが見えてきます。
どんな仕事があるのか、どんなスキルが求められているのか、肌で感じられるかもしれません。（ただし、キラキラした情報だけでなく、大変な面も見て、冷静に判断しましょうね）
ステップ2：自分に合った学習スタイルを選ぶ
情報収集して、なんとなくイメージが掴めたら、具体的な学習方法を選びましょう。
大きく分けて「独学」と「スクール・講座」があります。どちらが良いかは、あなたの性格や予算、かけられる時間によって異なります。
独学で自分のペースで進める
まずは「分かりやすい文章の書き方（PREP法など）」「SEOライティングの基本（検索で読まれるための工夫）」あたりから学んでみましょう。
もちろん、学んだ知識を意識して、実際に文章を書いてみることも大事。
おすすめは、自分のブログを開設して発信しながら練習すること。アフィリエイトも合わせて行うことで、ブログで稼ぐこともできるので、かなりおすすめです。
ブログの開設の仕方はWordPressブログ開設の手順【簡単3ステップ／Xサーバー】で解説しています。
スクール・講座で効率的にスキルアップを目指す
「独学じゃなくて、ちゃんと学びたい」といった人は、プロから学べるオンラインスクールを選ぶと良いかもです。
教室に通わずに自宅に居ながらにして学べますので。
おすすめのスクールは「SHElikes（シーライクス）」あたりかと。こちらは無料体験が可能なので、無料で試してみて、肌に合うか選ぶと良いですよ。≫SHElikes（シーライクス）の無料体験はこちら
とはいえ、スクールに入れば安心、ではありません。受け身ではなく、積極的に質問したり、課題に真剣に取り組んだりする姿勢が大事。
スクールはあくまでスキル習得を助けるツールなので、最終的には自分で考えて行動する「自走力」を意識しましょうね。
✅学習を進める上でのヒント
最初から完璧な文章を書こうとしなくて大丈夫です。まずは「書いてみる」ことが何より重要なので。
可能であれば、書いた文章を誰かに読んでもらい、感想を聞いてみましょう。客観的な意見はとても参考になりますよ。（家族や友人、もしスクールなら講師など）
あと、すぐに成果が出なくても、焦らないこと。少しずつでも学びと実践を続けることが、着実なスキルアップにつながりますよ。
学んでみたら、挑戦してみよう。
WEBライターについて学んでみたら、「クラウドワークス 
」や「ランサーズ」といったサイトに登録し、簡単な案件から始めてみましょう。
未経験者向けの仕事もたくさんあるので、そういった案件から実績を積み、スキルアップしていくイメージです。
稼ぐ体験ができれば、仕事としてやっていける具体的なイメージがつきますよね。「なんか楽しいかも」と思うなら続けてみるべきです。
とはいえ、WEBライターの道も、決して「楽園」ではありません。
「文章を書くのが思ったより難しい…」
「最初は単価が安い仕事ばかりかもしれない…」
「継続していくのが大変そう…」
こんな壁にぶつかることも、きっとあるはず。
でも、思い出してください。飲食業界であなたが乗り越えてきた困難に比べれば、乗り越えられますよ。
分からないことは学べばいいし、単価は実績を積めば上げられます。
大切なのは、諦めずに続けることです。
決めるのはあなたです。人生を変えるための一歩を踏み出してみませんか？
飲食業でのキャリアに「絶望的」と感じ、将来に本気で悩んでいるなら、現状を変えるために行動を起こすべき。
WEBライターは、そのための「唯一」と言えるほど、今のあなたにとって現実的で、可能性に満ちた選択肢の一つです。
もちろん、最終的にどうするかを決めるのは、他の誰でもない、あなた自身。やってみてWEBライターが合わないと感じるなら、他の道を探すのも良いと思いますよ。
もし、この記事を読んで、ほんの少しでも「やってみようかな」と思えたなら。まずは、クラウドソーシングサイトを覗いてみる。Webライターについて詳しく調べてみるなど、小さな一歩を、今日、踏み出してみませんか？
その一歩が、あなたの「絶望的な」毎日を、希望ある未来へと変える、大きなきっかけになるかもしれません。
あなたの人生は、あなたのものです。
後悔しない選択をしてください。心から応援しています！(｀・ω・´)ゞ
・飲食業のキャリアアップが絶望的な理由が分かる
・絶望から抜け出す脱出策を知ることができる